技術の優位性ではなく、アイデアの優位性だと追い付かれる可能性が非常に高いといえます。
![]() | 100万人から教わったウェブサービスの極意 ~「モバツイ」開発1268日の知恵と視点 藤川 真一 技術評論社 2012-01-04by G-Tools |
モバツイの開発者、ネット界隈では「えふしん」として名が知られている藤川真一さんの本を読ませていただいた。
最近、ようやく日本でも起業(スタートアップ)を支援する仕組みが活発になってきたが、えふしんさんがモバツイを立ち上げたのはそんな仕組みが全く整っていない時代だ。
会社員として働きながら、個人的な「好き」「やりたい」という気持ちをモチベーションにサービスを育てていく様子が、ネットを取り巻く時代背景と共に描かれている。
モバツイが150万人ものユーザーを集めるまでに成長したのは、そのような個人の熱意と、その熱意が原動力になり粘り強く続けられたことが要因であることは間違いないだろう。
だが、それだけだろうか?
ツイッターの特性を的確に捉え、ツイッター社とサードパーティとの緊張状態を冷静に見ながら、 同社のビジネスチャンスにまで言及している所を読むと、個人でネットサービスを成功させるには、熱意と共に冷静で緻密な分析力も持ち合わせることが不可欠であることがわかる。
「そんな”スーパー”な存在のえふしんさんだから成功できたんじゃないの?」と思った方にこそ、この本を読んでもらいたい。
なぜなら、本書にはそんなあなたの「やらない理由」を排除してくれる言葉がたくさん詰まっているのだから。